
頚椎ヘルニアの症状

二十代から四十代くらいに発症しやすいとされる頚椎ヘルニアですが、仮に手術を受けたとしましても、5%から10%の確率で再発するなどとも言われている、中々に厄介な疾患なわけであります。
そんな頚椎ヘルニアですが、その症状の特徴というのは、どこの頚椎がヘルニアになったかによって異なったものになることがあります。
普通は上半身に症状の現れる場合が、多く見られるわけであります。ところが、神経の圧迫されているところが広い範囲までに及んでいますと、症状が下半身にまで出てしまうこともけっして少ないこととは言えません。
ということで、頚椎ヘルニアを患った場合の具体的な症状について、ご説明してみたいと思います。
◆具体的な症状
・頸部・・・発症当初は、首の動きに異常が現れたり、あるいは動かなくなるなどの症状が現れます。またこのような状態の時に無理をして動かそうとしますと、肩から手にかけて電気が走るような痛みや痺れが走ります。
・痛み・・・頭痛や首、肩、上肢などに痛みが現れます。
・痺れ・・・手が痺れたり、指が痺れる、さらには下肢が痺れてしまうというようなことも出てきます。
・脱力感・・・体全体から力が抜けてしまったような、脱力感に襲われることもあります。
・歩行障害・・・痛みや痺れ、そして脱力感などにより歩くことさえままならない、歩行障害に陥ってしまうこともあります。
・めまい、耳鳴り、吐き気・・・それほど多くあるわけではありませんが、ごくたまに自律神経失調症のような症状を伴うこともあります。
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>>>頚椎ヘルニアと歩行障害
